甘孜州石梁県の牧民が強制定住
《西 藏 之 頁》 (2009年 7月14日付)より
Voice of Tibet ノルウェー7月14日付:
中国当局は目下チベットで牧民定住計画を実施、牧民たちを強制移住させているが、彼らにとってはこれが新たな負担となっている。
チベット亡命政府公式サイトが13日付で伝えたところによると、中国当局は7月11日布告を出し、四川省甘孜(カンゼ)州石梁県の数箇村で定住化を即刻実施することを要求、政府が各戸につき1万元の資金援助を行うが、その他は自己負担するよう強調した。
現地牧民たちは、当局のこの強制的定住化実施に対し自分たちに新たな負担を課すものとして不満を抱いている。多くの世帯ではこの一〜二年で自己資金による新居を建てており、当局のこの布告は、せっかく建てた新居をとり壊し1万元の資金援助に自己出費を加え再び新居を建てなければならないことを意味し、彼らにとっては新たな負担である。
チベット人権民主促進センターのジャンペル・ムラン副代表によると、中国当局のこの政策はチベット自治区とその他のチベット地区すべてで実施されており、表向きは福利政策を謳っているものの、実際には、分散しているチベット農牧民をひとまとめにして管理するという政治的目的にいっそうのポイントが置かれている。“牧民定住計画”であろうが“新農村建設”であろうがいずれも強制的なものであり、チベット農牧民にはなんら選択の余地なく、当局はチベット人の基本的人権を侵している、とムラン副代表は言う。
中国当局系の甘孜日報7月13日付は、石梁県の範文華(ファン・ウェンホア)県委書記の話として、石梁県では今年、19の行政村、24箇所の牧民定住地の建設が完了し、年末までに2,000戸8,455名の新居引越しが可能になると伝えた。
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